Sov II氏によるTNO二次創作で現代が舞台。
ヨーロッパ
大ゲルマン帝国
第二次西ロシア戦争での敗北と「フューラー」シュペーアの死去で混乱が続く。シュペーアの改革に対抗するため、より保守的でポピュリスト的な勢力が台頭し、ドイツの発展はさらに妨げられてしまった。先行きの見えない悲惨な状況の中、鉄の鷲は再び舞い上がるのか、それとも雷鳴とともに墜落するのか。
イタリア帝国
イタリアの鷲が地中海に翼を広げてから久しいが、どんな征服者であれ、より大きな敵に直面するのは不幸なことだ。三国同盟が崩壊し、ドイツの影響力に対する最後の障壁が崩壊して間もなく、イタリア帝国はあらゆる方面から攻撃を受けるようになった–ショアのネグスとその支援者であるアメリカ人、あるいはダマスカスのバアス主義者とその支援者であるドイツ人。バルボがいなければ、帝国は生き残れなかっただろう。20世紀半ばの大惨事以来、イタリアはムッソリーニの遺産を守ることに力を注いできた。しかし、世界は追いつきつつあり、ローマの息子たちは、予測不可能な未来を導いてくれるもう一人の庇護者を待ち焦がれている。
北アメリカ
アメリカ合衆国
アメリカは過去数十年間、激動の歴史を歩んできた。60年代を定義するようになった国内問題にまみれ、西アフリカのサバンナで亡くなった何千人もの若いアメリカ人たちからいまだ立ち直っていない。それでも、ドイツ・ファシズムの脅威が永遠に消え去るまで、アメリカは世界中に自由の松明を運び続けるだろう。
南アメリカ
アジア
ソビエト社会主義共和国連邦
ソビエト連邦は、第二次西ロシア戦争での再確立と勝利の後、不死鳥のように目覚めた。残念なことに、ソ連はその後、劣悪な生活環境や訓練不足の軍隊など、数々の問題に悩まされることになる。ソ連が革命の最前線として再び世界の舞台で最終的に自己主張できるのか、それとも昔のように連邦が分裂してしまうのかは、時間が解決してくれるだろう…。
大日本帝国
この数十年は日本にとって優しくはなかった。安田危機の後、大日本帝国は池田勇人在任中に大きな変化を遂げた。大政翼賛会の支配力が弱まり始め、財閥と軍部の力も弱まった。この新しい慈悲深い姿勢を歓迎する者がいる一方で、旧態依然とした体制への回帰を切望する者もいた。
戴笠の陰謀が呪いのように日本を襲い、国を引き裂き、大日本帝国を亡霊の追跡に追いやったとき、武藤章率いる日本陸軍は1971年夏、混乱を利用してクーデターを起こした。最初の混乱が収まった後、翼賛会は永久に解散した。その代わりに、岸信介率いる改革官僚と「第一世代」の日本陸軍軍人が、岸が頭脳、武藤が腕力を担当する非公式同盟を結んで統治した。隣国の中国は、かつて日帝によって崩壊した国であったが、今や大国に変貌していた。東京の混乱が伝えられると、龍は攻撃の機会を得た。日本が大アジア戦争に敗れた後、10年にわたる経済的・政治的混乱が訪れ、大日本帝国陸軍軍部の解散で幕を閉じた。
内戦を避けるため、1991年に明仁天皇が後を継がれた。天皇は2015年に退位するまで、いくつかの首相を監督し、民主化プロセスを指導した。それから2年が経ち、日本は大正デモクラシー以来初の自由選挙を実施する。未来は明るい。
この世界の日本は安田危機の影響が長引き大アジア戦争に敗北。軍部も大政翼賛会も崩壊し明仁陛下による民主化プロセスが行われた。そして2017年、ついに自由選挙が開催される。
しかしとある人物が首相に就任することで状況は一変する。
日本が中国へ侵攻！
中国崩壊後の東京の沈黙がついに破られた。帝国陸軍の数個師団が満州に侵入し、海岸沿いのいくつかの戦略拠点に上陸しているのが目撃され、地元の軍閥を驚かせ、それに続いて南京政府に対する正式な宣戦布告を行った。これに対して中国は、中立の軍閥を強制的に征服したり、強引に連合軍に参加させたりして、さらに別の統一戦線を形成するために団結した。日本は、1998年の大アジア戦争終結とアメリカによる港湾の引き渡しを受けて征服に見切りをつけ、大日本帝国は朝鮮半島と太平洋の一部とともに本土に縮小されたと考えられていた。しかし今、大日本帝国は再び台頭しつつあるようだ。日本が勝利する可能性は低いが、両陣営は互角に渡り合い、東アジアの2つの巨頭が再び激突するのを、世界は恐怖の眼差しで見つめている。
そして願わくば、これが最後でありますように。
しかし中国侵攻は失敗に終わり首相は辞任。2021年、ついに内戦が勃発してしまう。
第4次日中戦争に敗れて以来、日本は混乱に陥っている。石原慎太郎の辞任で政府が混乱する中、民主化運動が徐々に盛り上がった。クーデターが未遂に終わると、この緊張は完全に高まり、市民は地元の警察署や軍の前哨基地を襲撃し、武器を取ってクーデターを撃退した。国は真っ二つに割れ、超国粋主義者は帝国陸軍に味方し、反対派は穏健な中道主義者から強硬な共産主義者まで、あらゆる政治スペクトルの人物で構成されている。天皇は中立を宣言して両陣営を驚かせ、東京守備隊は日本の植民地政府とともに天皇に味方した。ホノルル、扶桑、京城で蜂起が報告され、大日本帝国の黄昏を告げている。
自らの炎に包まれ、旭日旗は倒れた。
日本内戦
石原慎太郎の当選後、日本はかつての一党独裁国家に逆戻りした。ただ今回は、かつての日本の姿を取り戻そうとする指導者の計画が大胆だった。
海の向こうでは、中国が災難に直面していた。軍閥によって分割され、ほとんど絶え間ない戦争状態から抜け出せない。表面的には、失われた帝国を再建する簡単なチャンスに思えた。そこで、1年にわたる動員を経て、日本の軍靴が満州、広東、山東に足を踏み入れ、第4次日中戦争の幕開けとなった。しかし、日本軍が鴨緑江を渡った瞬間、中国の多くの軍閥は一つの軍に団結し、激しい闘争の中で彼らを押し返した。石原慎太郎の夢は打ち砕かれ、日本はさらに悪い状態で戦争を去ることになった。
さて、時は2021年。戦争が終わり、石原は正式に首相を辞任した。石原の同僚たちが後任をめぐっていがみ合い、争う中、中国からは敗戦を恨み、復讐を叫ぶ退役軍団が帰ってきた。他方では、民主化推進派が警察を無視して勇敢にも街頭でデモを行い、その数は増える一方だ。遠く離れた植民地では、中国に感化された民族主義者たちが、日本の植民地主義の束縛を解こうと準備を進めている。
この火薬庫は必ず爆発する。そしてその時、日本の息子や娘たちが流した血は、新しい明日の種を蒔くだろう。
内戦第一段階
内戦第二段階
中国
大アジア戦争で勝利した中華民国だが帝国主義の傷、そして戦争で多くの自国民が犠牲になった影響がまだ残っている。(大アジア戦争後に民主化する予定だったが民主主義を導入するための準備がまだ整っていなかったことから計画を放棄せざるを得なかった)
自由民主主義国家のようにふるまっているが実際のところ国民党の「指導」の下にある一党独裁国家だ。
混乱する中国
中国では、緊迫した膠着状態がいくつかの対立する政府間の公然の戦闘にエスカレートしているため、権威のかけらもなくなっている。中国北部で組織的なストライキが相次ぎ、それに続いて南部でも抗議デモが相次いだ。最初は小さなデモだったのが、村全体が占拠され、何百万人もの人々が街頭でデモをするようになった。状況がますます絶望的になるにつれ、江沢民の後継者である呉邦国は軍を招集しようとした。多くの人が驚いたことに、軍部は分裂し、ある将軍はこの動きを支持し、ある将軍は呉邦国の辞任を求めた。クーデターを恐れた国民党高官も呉の辞任を求めた。危機が続く中、地方の市長や知事は治安維持のために民兵を結成し始めたが、民兵同士が小競り合いで衝突するようになった。いまや東西を無政府状態が覆っている。
高は墓の中で眠っている。
朝鮮
朝鮮解放はかつて遠い夢だった。大日本帝国がヨーロッパの植民地支配の巨人たちに勝利したことで、韓国の最初の民族主義者たちの希望は打ち砕かれ、その後の数十年間、日本人は朝鮮人を自分たちの生活様式に同化させようとした。朝鮮人は反撃し、彼らの精神が衰え始めたとき、地平線上に希望が現れた。
台北条約によって、朝鮮は最終的に独立した緩衝国家となり、権力は徐々に原住民に移譲されることが決まったのだ。朝鮮はもはや植民地ではなく、日本人と朝鮮人の両方が統治する日本の信託統治領だった。しかし、この取り決めはまやかしだった。東京の傀儡たちは、朝鮮が「自由」になれば、そこから何かを得られると確信していた。民族主義者たちはこの茶番劇に立ち向かい、内戦が本土を巻き込んでいる今、彼らが国を取り戻すのを止めるものは何もない。
しかし、物事は表面的に見えるほど単純ではない。日本人は半人前の国民を残していった。過去1世紀にわたり、主人の意のままに自分たちのアイデンティティを操られ、自分たちが最善の利益を持っていると信じ込まされた被支配者たちである。今、バリケードの向こうに立っているのは同胞の朝鮮人だ。これは奴隷対主人の戦争ではなく、奴隷対奴隷の戦争になるだろう、
アフリカ
参考文献
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